カエサル（シーザー）の名言 Archive

[英文]
If it is not behavior that produces something,
it can not be said that the behavior.

Gaius Julius Caesar

[和訳]
何かを生み出す行動でなければ、行動とは言えない。

ガイウス・ユリウス・カエサル

[豆知識]
日本では世界三大美女の一人としてと知られているクレオパトラ7世は、カエサルと愛人関係にありました。カエサルの子カエサリオンを産んだともいわれています。

クレオパトラ7世は、エジプト国内の不安定な状況下、18歳の若さで弟のプトレマイオス13世と共同で王位に就きます。強大なローマとの同盟にてエジプトの存続を図ろうとするクレオパトラ7世派と、ローマからの独立を図ろうとするプトレマイオス13世派の対立の中、カエサルとクレオパトラ7世は出会いました。

その後、ローマとの戦争を起こした弟のプトレマイオス13世は、カエサルのローマ軍に破れ戦死し、エジプトの内乱は落ち着きます。カエサルは、クレオパトラ7世との繋がりによりエジプトとの安定した同盟関係を築きました。

[英文]
It is better to create than to learn.
Creating is the essence of life.

Gaius Julius Caesar

[和訳]
学習より創造である。
創造する事こそ、人生の本質だ。

ガイウス・ユリウス・カエサル

[メモ]
カエサルには莫大な借金がありましたが、それが出世の要因の一つとなったそうです。青年期より借金を抱えており、内容は書物や衣服、友人や愛人達への贈り物など極めて個人的な消費によるものだったと言われます。

中央政界進出後は、個人的な消費に加え、市民からの人気を獲得するために剣闘士試合などのお祭や公共事業などを借金によって賄ったそうです。その額は個人の範疇を超えたものとなりますが、政界の大物でローマ随一の富豪であるクラッススに肩代わりしてもらうことで、クラッススとの強いつながりを得ることとなりました。

肩代わりしてもらえるほどカエサルが有能であったのは間違いありませんが、その後のカエサルは、クラッススと手を組むことで中央政界で躍進し自らの政治的影響力を強めてゆきます。

[英文]
The die is cast.

Gaius Julius Caesar

[和訳]
賽（さい）は投げられた。
（"もう後戻りはできない"という意味）

ガイウス・ユリウス・カエサル

[メモ]
カエサルの功績は、分裂・腐敗し機能しなくなっていた「共和政」末期のローマをまとめあげ、権力を1点に集中することで統治能力を強化し、「帝政」ローマ誕生の礎を築いたことです。その後ローマ帝国は300年近く地中海一円を安定させ、ヨーロッパ文明を発展させました。その流れを日本に置き換えれば、信長、秀吉、その後の家康と江戸幕府に似ています。